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チャオズ・ドゥ・ソレイユ

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2006年 01月 07日

エピソード@「O」ショー

さて、昨日はOショーの座席について長々と書きましたが、今日は今回見たときのエピソードなどを。


当然、その日は、水分やコーヒーの摂取量をかなり控え、観劇中にトイレに行くことがないように万全の体制を整えていました。ちょっとしたプチ脱水症状になりかけで、神経も研ぎ澄まされた、試合前の減量で苦しむボクサーのようなオーラがでていた僕。


そして、15分前には無事に席に着くことができ、「よし、気合いれて見るぞ!」と思っていたら、後ろの席に日本人のカップルが座る。



まあ、確かにキダムやアレグリアの日本巡業のおかげでシルクの日本での知名度は一気にあがり、冬休みということもあり、今回も多くの日本人を見かけたので、それはまったく驚かなかったのですが、なにが驚いたかって








奴ら、ショーが始まってもぺちゃくちゃしゃべっているんです







なんということでしょうか。。。。もちろん始まる前は、観客全員みんな談笑していますが、さすがに始まれば(面白くて笑うシーン&感嘆の声を除いて)だまってみるのが常識なのですが、このバカップル、始まってもなにやら話しているではありませんか。




僕が日本人に見えないから


「どうせ、日本語で話しても回りにはわかんねえだろ」






みたいな、気持ちがあるのかわかりませんが、とまりません。普段は、非常に温和な僕ですが、大好きなもの(シルクや剛などなど)を見ているときなどは、怒り沸点が37.5℃と、異常に低く、もうこの時点でヤカンのふたが「ピー」っと鳴るように、ぐつぐつ煮えていました。




周りの人もチラチラ見ながら、「なんだ、このアジア人は???」みたいな雰囲気になっています。もう、さすがに同じ日本人として、そして、ショーの雰囲気を壊している彼らに我慢ならずに そのまま後ろに180度振りかえり、このバカップルを凝視です。はっきりいって、この時点で後ろを向いているのは、大きな会場内で間違いなく僕だけ。。。。久々に、殺意のこもった視線を人に送りました。眉間には、みっちりとしわが寄っていました。たぶん、5歳以下の子供であれば、一生トラウマになってしまうような、厳しい視線だったと思われます。さすがに、数秒間の凝視のあとは、このバカップルも、自分らの恥ずかしい行為に気がついたのか、それ以降はぴったりと会話がやみました。




ただ、不幸中の幸いは、僕がこのショーを何回か見たことがあったことでしょう。もし、初めて見るショーで、むちゃくちゃ期待していて極度の緊張状態であれば、無言の「視線」だけでは済まなかったことでしょう。





たまーに、こういうエンターテイメントの会場での日本人のエチケットのマナーのレベルの低さを見ることがあります。基本的に、日本人は世界中で「謙虚で静かな国民性」で知られているのに、なぜにしゃべっちゃいけない所でしゃべってしまうんでしょうかねえ。。。




実は、数年前に実家に一時帰国した際に、たまたまキダムが来ていて、日中特にすることもなかったので、一人で見に行ったのですが、隣に座ったおばちゃん軍団が、しゃべるしゃべる。一過性のものだと信じ、すこし我慢していましたが、どうにもそのおしゃべりがとまらなかったので、また、ここでも、周りを代表して




「すいません。僕も高いお金払って見に来ているので、黙ってもらえませんか?」




と言ったエピソードが。。。。まあ、極力フレンドリーに言ったつもりですが、たぶん目は笑っていませんでした。。。。。





ということで、皆さん、「おおー」とか「すごいー」とかいう感動の声は一向に構いませんが、どこにマニアがひそんでいるかわからないので、いくら海外公演だといっても、ショーに関係のない、観劇中の私語は控えましょう。

by chaozdusoleil | 2006-01-07 10:37


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